気化式加湿器を作成しました
あと数日で新年を迎えるというあわただしいこの時期に、気化式の加湿器を作ることになりました。
母の部屋は9畳ほどの洋室なのですが、冬は連日エアコンを使用しているせいで湿度が常に25%ほど。
人間に快適な湿度は40~60%とのことなので、明らかに乾燥気味です。以前からあまりにも低い湿度の中で過ごしている母の健康が気になっておりました。
コロナも心配なこのご時勢、作るなら今だ!というわけで、自宅にある材料と多少の買い足しを加えて気化式の加湿器を自作することにしました。
加熱式(スチーム式)の加湿器は以前からあるのですが、大きな電力を使用することと、結構湿度が高くなってしまうのが欠点です。室内にカビも発生し易くなります。
気化式は穏やかで高齢者や子供向きということで、構造も簡単なので自作しやすい方式です。
以下、用意した主なものです
・フタ付きゴミ箱
・餅網
・PCケースファン
・取手
・マイクロファイバータオル
製作工程
ロックタイで餅網にPC用ファンを取り付けます
※ジャストサイズの穴開きジャンク品がありました
ホットカッターなるハンダゴテの親戚でゴミ箱のふちに網をひっかける溝を二か所作ります
※熱で溶かして切込みを入れられますが、別にノコギリでもよかった…
ゴミ箱のフタ側にも二か所切込みを入れ、本体とフタで網をはさむ形にします
フタに穴を開けます 家に余っていた取手があったので利用します
ふたの裏側に取手を取り付けます
ふたが薄いので厚みを出すため、表側に余っていた木片を挟み込み固定します倉庫にあったマイクロファイバーのタオルを煮て消毒します(笑)
清潔な無菌状態にするためです (犬のごはん用の鍋を借用)手ごろな容器を見つけてゴミ箱の中に設置
(後で水を入れてタオルをこの中に垂らします)
※足踏み式のフタ開けゴミ箱を購入してしまいましたが、普通のシンプルなゴミ箱の方が良かった…足踏み機能は不要でした取手にタオルを掛け、ファンを取り付けた網を本体とフタに付けた溝にひっかけます
湿度が上がるのか検証
お恥ずかしいですが狭い空間のトイレに本体と温湿度計を設置して、検証
30分で約12%も湿度がアップしました!
ただし一畳もない狭い空間なので早く湿度が上がったのだと思います。充分タオルに水が行き渡って、ファンの風が当たっています♪
というわけで、3時間ほどで仕上がった自作加湿器、さっそく母の部屋に取り付けました。設置した時の湿度は28%。いつもは25%くらいです。約7時間ほど経った時点での湿度は平均32%ほどになっております。
トイレほどの顕著な数値の上昇はありませんが、とりあえず4%は上がりました(笑)
母のベッド近くに設置すればもっと効果的かもしれませんが、温度センサーの設置場所によってだいぶ数値は違ってくるのかもしれません。
実際加湿器の近くでは確実に潤いを感じます。
後は加湿器の容器内にぬめりなどが出ないよう、毎日チェックを欠かさぬようにしたいと思います。
皆さんも自作加湿器、おひとつ作ってみませんか?