25年間の油まみれの換気扇 ついに動かなくなる
25年前に建てた我が家ですが、台所のプロペラ式換気扇がついに動かなくなってしまいました。
カバー(オリフィス)とプロペラ(羽根)を外した状態が上の画像なのですが、3枚のシャッターが油だらけ!
モザイクかけた方が良かったですかね(笑)
主婦にあるまじきキッチン家電ネグレクト
これまで年に1回は大掃除で油汚れを落としてはいたのですが、さすがに背後のシャッターまでは掃除していませんでした。むしろ、シャッターなんてどうやって掃除するの?という感じで一切手を付けていませんでした。
そのためついに先日、プロペラは回るがシャッターが開かないという現象が起こりました。
故障したわけではないので、油さえ取り除ければ復活するかもしれません。
そこで一応↓このようなビニールを屋外フードに取り付けてアルカリ洗剤や専用泡スプレーなどでシャッターの油を洗い流そうとしたのですが、無駄な努力でした。
25年間蓄積した油には勝てませんでした。
ここまでくると一般家庭で落とすのは難しいようです。
これはもうダスキンに頼むしかないのか?
いや恥ずかしい…
もう25年も前の製品だし、リフォーム業者を探して最新型レンジフードに換えるのか?
まてよ まずはお値段確認 ↓
高機能製品なら10万~20万!ひっ!
レンジフード単体ならば最安2万円あたりからAmazonなどでも販売されていますが、自分で取り付けなくてはなりませんし、電気工事の必要もでてくるかもしれません。
資格のない素人にはちょっと無理です。
重そうだし。
そもそも換気扇取り付けや交換なんて「工事」ですから、業者が行うものと思っていました。
しかし調べてみると換気扇、けっこう自分で交換する人が多い!
動かなくなった換気扇と同じプロペラ式を探せば自分でも取付けられるかも!
というわけで、自力で交換する決断をしたのでした。
パナソニック FY-25EM5
まずは、取り付けられていた換気扇と同じ機種の後継機に当たる↑ こちらの換気扇を取り寄せました。
コンロの上に取り付けるので金属製です。
25というのは羽根の直径が25㎝ということです。
ちなみに壁に開いた四角い枠穴は規格があるみたいで、交換の際、同じメーカーのものでなくても羽根の直径サイズが合えば枠穴も自動で同じサイズになるようです。
なので25㎝サイズであれば他のメーカーでも良いのですが、いかんせん、うちの場合電源が換気扇内部にあるので、内部が同じタイプのものを購入しなければなりません。
換気扇にはヒモを引っ張ることによりスイッチが入る、
「連動式シャッター 排気 強 弱」(ヒモ式)タイプと
「電気式シャッター 排気」タイプ(電気式)がありますが、うちは壁にあるスイッチによる電気式です。
取り外し作業
このコンセントは油まみれでも再利用しなくてはなりません。これを枠から外すのがよくわからなくて困りました。
しかしコンセントの左右の溝辺りを探りつつ奥の方に押し出して、やっと外すことに成功しました。幸いにも偶然外れた、みたいな感じです(笑)
※くれぐれも作業中は換気扇のスイッチを「切」にしておいてください
次に上部にある2か所のネジを捻って緩めてから、枠を手前に引っ張ります。
わー簡単に抜けた!
こんなこと出来るなんて信じられなかったですね(笑)
周囲の汚れをきれいに落としてから、新しい枠をはめ込み、外した時の逆に上部のネジを回して止めます。
(しかし新しい枠は下部がなんかグラグラして不安だったので付属のネジで一箇所止めました)
そしてまたコンセントを取り付けたのですが、旧と新では金具の形状が違っており、コードのゆとりがギリギリで取り付けるのに苦労しました。
なんで形状変えちゃったのかな…
そのせいかコンセントがちゃんと枠にはまってくれません。
たぶん完全にはまっていません。不安です。
購入先のレビューにもありましたが、シャッターの閉じる音が大きいです。
取り付け完了
しかし、換気扇が新品になると、やはりここはフィルターが欲しくなります。
↓購入した外付けフィルターはこちら
フィルター繊維をかぶせてから換気扇に装着させ、こんな感じになります↓
こうして換気扇の交換が無事終わりました。
お安く仕上がったので満足です。
これでもう換気扇の大掃除とはおさらばです!
年に2回位のフィルター交換だけで済みそう♪
揚げ物ばかりしてるくせに考えが甘くないか?
頼むぞ 家の者A!
とはいえちょっと気になったのは、交換前と後の換気扇は同じシリーズの機種でありながら、後継機の方のパーツにはプラスチック部分が目につき、これは長持ちするのかな~と、ちょっと心配。
交換前の旧式は金属部分が多かったのですが…
もしかしたら25年はもたないかもしれません。
実は「(交換は)簡単だった~…」とかタイトルに書きましたが、動かなくなってから取り付け完了まで一週間かかっています。
換気扇やフィルターが届くのに時間がかかったのと、初めてなので慎重に作業していたからです。換気扇が使えない期間は特に困りませんでした。炒め物をせずに煮物にしたり、総菜の購入でなんとかなりました。
またシャッターが閉まる音に関しては、羽根やフィルターを取り付けた後はあまり気にならなくなりました。
換気扇交換って自分で出来るんですねー!
挑戦して良かったです(^^♪
おまけ 謎の金属板
今回の作業で初めて気が付いたのですが、屋外フードの内部に謎の鉄板があって、スプリングやら針金でフード裏側に折り込まれてあったんですね。
引っ張っても動かない。
これは何?
何のためにあるのだろう?
と不思議に思ったのですが、↓こちらの図のにあるように、防火ダンパーという名称であることが判明しました。
防火ダンパーとは、火災が発生した際、排気ダクト内の温度が上昇した場合に、ダクト内の延焼拡大を防ぐために自動的に閉鎖する弁のことで、換気設備のダクト等が準耐火構造の防火区画を貫通する場合において、設置が義務づけられています。
…通常時は、羽根を温度フューズで挟むことで閉じた状態に固定しています。そして火災時に炎がダクト内に進入し、羽根を挟んでいる温度フューズが溶断温度(一般的に120℃から180℃)以上になるとフューズが溶け、羽根が開いて排気ダクトを閉鎖します。
引用 有限会社岩元空調
これがダンパー内部に組み込まれており、火災発生時に熱で溶けることによって、内側に折り込まれていた板(ダンパー)が下がってフードをふさぎ空気や炎を遮断する、という仕組みなわけですね。
清掃中、これは何だろうとペンチではずそうとしていた自分が怖い。。。
ちなみに↓うちでは一年中このようなことをやらかしてますので、いずれ防火ダンパーのお世話になる日が来るかもしれません(笑)
※過去に全国統一防火標語に応募して採用されたんですよ~^^
防火ダンパー、温度ヒューズ
またひとつ勉強になりました!
今回お世話になった参考記事