2号機 ネズミ被害に遭う
10月にリニューアルさせた2号機の野菜ベッド。
野沢菜、アスパラ菜、ツボミ菜、野沢菜、クレソン、春菊、レタスミックス、チマサンチュ、白茎パクチョイ、挿し芽のバジル等。
すべて順調に発芽、成長しており、そろそろ間引いて料理に使えるなというところまで育っておりました。
異変は11月の初め頃から。
何者かに食われたような葉が毎日見つかるようになりました。初めの頃はまだ青虫がいるのかと思っていたのですが、青虫は見つからないしどうも葉の喰われ方がおかしい…。
そこで ↓こちらの見守りカメラを設置してみたところ、犯人が映っております!
中サイズのネズミが2匹、我が物顔で野菜ベッドの上を走り回っていました。
思わず「チクショー!」と小梅太夫みたいに叫んでしまいましたね、はい。鍋に入れようと楽しみにしていた春菊も、やわらかくて美味しそうなリーフレタスもこの有様。
こら!
野菜ドロボーのネズミ達よ、無農薬で新鮮な有機野菜はさぞや美味かったであろう。
お前たちは2年前ぼんちすとに倉庫で発見され育てられた、あの仔ネズミ2匹たちの親戚かもしれぬな。↑ 2年前保護して飼育中の我が家のネズミ達
しかし、たとえうちのネズミの親戚であったとしても、野菜ベッドを食い荒らした以上このまま見逃すわけにはいかぬ
覚悟しなさい!!
今後もアクアポニックスを続けていくためには、このままネズミの被害に手をこまねいているわけにはいきません。
開戦です!
大袈裟!
我が家のネズミの紹介
ここでちょっと、現在飼育中の我が家のネズミについてご紹介します。
2年前家の倉庫で発見した仔ネズミ達はまだ目も明かず、二匹とも後ろ肢が一本欠損しているという状態の赤ちゃんネズミ達でした。
当時まだ深刻なネズミの被害というものを知らなかったぼんちすとはとても可哀そうに感じ、自然に還してもこの肢では生き延びることは難しいだろうと思いました。さりとてこの2匹を処分することも出来ませんでした。
調べるとネズミの寿命は2年程と知り、「飼育しながら老衰で片付ける」という処分方法を思い付きました。
優しさの2年計画
というわけで2年間ネズミを飼育しての感想は、
・育ててくれた人が誰なのかちゃんと分かっている
(同じ家族でもミルクをあげてお世話しなかった家の者Bは襲われる 笑)
・ケージの中ではちゃんとトイレの場所を決めてそこに用を足す
・柵をガチャガチャさせたり、チューチュー騒がない
・1か月くらいケージから出さず遊んであげなくても野生に戻らず、懐いたまま
という感じで、ネズミはとても賢いことがわかりました。
しかし、
いくら賢くて懐く生き物でも、残念ながら今回の被害に関しては現在飼育中のネズミとは全く別の生き物として対応していくしかありません。
悲しいかな、本来彼らは人獣共通感染症を持ち作物を食い荒らす害獣なのです。
ネズミ駆除計画発動
ネズミ捕獲用の罠の作り方はネットにたくさんあり、ごみ箱とペットボトル利用の簡単な罠がお手軽のようです。
バケツの底に水を張るようですが、ロングサイズのゴミ箱にして水は使用せず生け捕りにします。仕掛けてみるとさっそく、まずは2匹捕まえました!
(画像は自粛)
すぐ簡単に捕まりおって…バカ者!
しかし、始末が出来ません…
なにせ、〇ィズニーランドの主役にもなってるやつです。
つぶらな可愛い瞳をしているので困ってしまいます。
始末出来ないだとォ!?
その後、うちのチビが good job!
庭で2匹仕留めておりました。(確捕というより昇天済でしたが…)
さらに犬が庭の落ち葉の中から子ネズミを見つけ確捕!
これまた遠くに追放してきました。
これで合計5匹を我が家から追放することが出来たのです。
さすがに5匹も捕まえればもういないだろうと思っていたところ…
もう…何匹いるのやら…
見守りカメラの映像では8匹いました(泣)
🐭 🐭 🐭 🐭 🐭 🐭 🐭 🐭
絶望しかありません…
エサが豊富にあればネズミ算でこの先増えていきます。
恐怖です。
何より不衛生極まりない。
なんと最近は同じ敷地に建つ母屋の天井裏にも出没するようになってしまいました。
そもそも以前はネズミはいなかったのですが、2~3年程前にご近所の2件が古~い倉庫を撤去したのです。その後、我が家にネズミが出没し始めました。
我が家には昔は猫が多数いたので、これまでネズミは出没していなかったのですが、住む家が無くなり仕方なく引っ越して来たようです。
ここまでくると、もうこの使いたくない必殺グッズを使うしかないのかもしれません。これ使用すると死んじゃいますね…
というわけで、まだまだこの先ネズミとの攻防は続きそうです。
いつ戦いが終わるのかわかりませんが、ネズミが出没しなくなるまでアクアポニックスは栽培を中止するしかありません。
その後の2号機
ネズミに荒らされた野菜ベッドは不衛生になってしまったので撤去しかありません。
目には見えなくてもフンや尿をされているからです。
ポットから土を回収し、洗って日干ししております。
成長点の残った被害の少ない春菊の4本とバジルだけを回収して植えなおし、容器に入れて水耕栽培を続けます。昼は屋外で日に当て、夜はネズミから守るため屋内にしまいます。
そして、いままで水耕栽培用の液肥しか入っていなかった2号機の水槽に、再び魚が入りました。ジャンボックスの魚です。
ジャンボックス水槽のリニューアル
8月の記事でタナゴの飼育ということでジャンボックスのご紹介をしましたが、あれから3ヶ月以上経ち、だいぶ中の環境が変化しておりました。
上から柿の木の葉や枝や虫等が水面に落ちるため、フタ代わりの透明波板をかぶせておりましたが、フタが汚れてくるに従い光が水中に届かなくなり、だいぶ苔が生えてしましました。
濃い青色の苔は藍藻です。
藍藻は、
アクアリウムにおいては、水槽のガラス壁面に藍藻が繁茂する事がある。富栄養化が進んでしまった水槽や硝化菌のバランスが崩れた (硝酸が多くなる) 水槽でよく発生する。見栄えが悪く、悪臭を伴う。 by Wikipedia
と、ウィキペディアにあります。
水質が悪化していたようです。投入していたオオタニシも二枚貝も死んでしまっており、きちんと管理していなかったせいで魚たちをひどい環境で飼育してしまっておりました。
タニシが死ぬと中身が腐り地獄のような液体になってしまいます。これが相当環境を汚染させたと思います。
ということで中の魚や砂や投入物をすべて取り出して洗いました。ろ過槽を兼ねたウォーターマッシュルームの水草の容器も撤去。
小魚たちは2号機の水槽に移しました。そして新しく90ℓ容器でろ過装置を作ってジャンボックスと繋ぎ、リニューアル完成。
今後のジャンボックスは、コールダックのプールとして使用することになりました。
アクアポニックスとしての栽培や魚飼育としての利用はいったん終了です。今後は常に満水近い水量(400ℓ)で水をろ過しながら循環させておきます。
水の流れがあれば真冬になってもプールが凍結しないので、アヒルたちはいつでも泳いで遊ぶことが出来ると思います。
何年か前に思い切って購入したジャンボックス。
まさか数年後、アヒルの水浴び容器になるとは思いも寄りませんでした(笑)
1号機の様子
1号機はまだ何も手入れをしていないので、冬を前に勢いのなくなった鉢や株ばかりです。
トマトは赤くなる前に葉が枯れてしまいそうです。
バジルも寒さのせいか葉が固く黄色くなってきています。
そしてこの1号機にもネズミが登ってきているようで、トマトの実がかじられて落ちていました。まさかトマトの枝でアスレチックしてないだろーな、ネズミ!
こんな状況ですからアクアポニックスの栽培継続は無理です。
まずはネズミ対策が優先となり、来春まで我が家のアクアポニックスはお休みとなるかと思います。
少し気が早いですが、皆様良いお年を!
🐭