2号機 製作工程
1号機を製作してから半年ほど経過したところで、栽培面積がもっと欲しくなり2号機を製作することにしました。
1号機ではすでに自宅にあったスチールラックを使いましたが、2号機では野菜ベッドを乗せる台は通販サイトからパーツを購入し、組み立ててオリジナルにしました。1号機と違うのはキャスターを付けたことで、これで自由にシステムごと移動させる事が出来ます。実際は設置場所から左右にわずかに移動させる程度でしたが、いざと言うときは場所換えも可能になります。それにあわせて下に設置する飼育槽も移動させやすいよう、台の前面下部の補強バーは無くしてあります。(コの字バーというパーツを使用しました)
プラ箱 幅88×奥行き59×深さ21cm 約80L
スチール台 棚板 幅91×46cmタイプ 1枚
ポール 69.5cmタイプ 4本セット×1
大型キャスター4個入×1
コの字補強バー 幅91cm×1
ポンプ Rio+(リオプラス) 800
購入したものは以上で、あとは自宅にあった衣装ケース利用の飼育槽と、散水用ホース、塩ビ管などです。プラ箱に穴をあけ排出用の塩ビ管を接着。
ちょっと無い頭しぼって考えた末、水がサイフォン効果で排出されてゆく際、排水口を狭くして長目のパイプを取り付けたら、排出の際の流れのエネルギーが大きくなってスムースに行くんじゃない? などと勝手に妄想しました。なので、ロートのような塩ビ管パーツが付けられています。(後で判明しましたが、特に効果なし。普通のパイプを通すだけで良いです)スチールの板のアミの一部を切り取って排水パイプを通す空間を作ります。 排出パイプを接着 参照 1号機製作時のサイズ
排水パイプと↑加工前のサイフォンパイプ。まだこの製作時にはサイフォンパイプに蓋が無かったので、ビニールをかぶせて蓋代わりにしました。カバーパイプはプラの鉢で作ってみましたがちょっと小さいです。(後日もう一回り大きいものに交換)
後はひゅうが土やハイドロボールなどの用土を入れ、飼育槽を設置してポンプを取り付け、水を入れてサイフォン効果がうまく機能するか確認。のち、魚の投入や野菜苗の植え付けを行います。
完成させた画像は撮り忘れてしまいました。お見せ出来ず残念です。
植えつけたばかりのケールの苗を保護するために、防虫ネットを取り付けました。飼育槽には魚が落ち着くように日よけシェードを巻き付け、水換えや掃除の際手前に引き出せるよう平台車の上に乗せてあります。
まあ、このような工程でなんとか2号機も完成し、現在も変わりなく稼動しております。これで栽培面積が2倍になったのでたくさん野菜が収穫出来るようになりました。シーズン毎どのような野菜を育ててゆくか計画するのもまた楽しみなものです。
以下の画像は2号機での栽培風景や収穫物です。
1号機よりひと回り大きいはずなのですが、あまり差が無く感じます。まあ、この位の野菜ベッドサイズがお手入れし易いのではと思います。
YouTubeでは海外の大規模なアクアポニックス農業の映像も見る事が出来ます。卓上のミニミニテーブルサイズから大型ハウスでの商業サイズまで、アクアポニックスの規模はさまざまです。
ぼんちすとは我が家の1号機2号機サイズの規模で満足です。大きくなるとそれなりに経費も手間もかかってきます。システムの規模の選択は自由です。
窒素循環が理解できれば規模は関係なくアクアポニックスを展開できます。自分の出来る範囲のシステムを選択することで長続きが可能になります。