ぼんちすとのアクアポニックス 魚で野菜栽培 ぷちプレッパーブログ

アクアポニックス

仰天!硝酸態窒素の検査で驚愕の数値?

投稿日:2019-03-08 更新日:

2号機のスイスチャードが気になる

2月23日、ふと2号機の向かって左奥にある白茎のスイスチャードの葉の色が気になったのでした。

デジタルメーターで測定したところ pH 6.8   EC 0.3 という数値。
2月1日の計測では pH 6.5 EC 0.4でしたから、水質はほぼ変わりなし。

ぼんちすと
葉っぱの色が濃いやんけ

こやつら妙に濃い緑をしておる!

嫌な予感がしたので硝酸イオンメーターで硝酸態窒素の数値を確認することにしました。

疑惑の葉を細かく刻み、すり鉢でゴリゴリします。

測定前の補正は済ませてあります。結果は

 

8400ppm?????


 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな…こんな数値出ちゃったよ!
嘘だと言ってくれ!
ありえない数値、叩き出したん?
死に近づく数値やん…
(注: 元マンガ家のため表現が大袈裟なことがあります)

硝酸態窒素の定期的なチェックをしよう!

こちらの記事で以前書いたように、日本では明確な基準は設けていないようではありますが、欧州基準では葉物は種類と季節によって2000~3500ppmなどの上限の数値が決められています。

野菜の中に含まれる硝酸イオン(正確には硝酸イオンの中に含まれる硝酸態窒素NO3-N)は、人体に大量に摂取されるとメトヘモグロビン血症を引き起こしたり、胃の中でニトロソ化合物が発生して長く食べ続けることで癌になる可能性が高くなったりと、危険な状況を招きかねないと言われています。

たとえば今回の8400ppmのスイスチャードを500g生で食べて、すべて身体に吸収されると死ぬってことかぇ!?
(世界保健機構(WHO)は、硝酸塩の単独致死量を4gとしているらしい
※ ここで致死量とされる硝酸塩が、硝酸イオンの数値なのか硝酸態窒素の数値なのかで事情が変わります。後日詳しく調べる予定です)

それにしても8400ppmという数値は欧州基準から比較するとかなり高い数値です。

そもそもどうしてこんな高い数値になるんだ!

pHは6.8でECは0.4です。窒素肥料過剰(低pH高EC)と言うほどの数値でもありません。
肥料濃度はEC(電気伝導度)検査で!pHと関連?

 

 

↑こちらの記事でまとめたpHとECの関係からもみても今回こんな8400という数値が出てしまったのが不思議でショックでなりません。

家の者A
さんざん定期的に検査しろだの、pH対策がどーだこーだ言ってたくせにこのザマは何?
ぼんちすと
ぐぬぬ 納得できない!
おとと
お前らのフン多過ぎ!とかいう従業員への責任転嫁はやめてくれよな!

 

翌日の再測定で理解不能な結果

というわけで、納得いかなかったので再測定することにしました。

同じスイスチャードで隣にある黄茎スイスチャードの方はさほど濃い色の葉っぱではありませんし、手前のイタリアンパセリも同じでそれほど濃くない色です。

イタリアンパセリはこれまでにさんざん食べてきていますので、今回の白茎スイスチャードと同じくらいの硝酸態窒素が含まれていたら、ぼんちすとには危険が迫っているという事になります。しかし今のところ体調不良はありません。因みに20年前に歯医者に歯石取りに行って以降、医者にかかったこと無し(笑)

ということで翌日

黄茎スイスチャード
白茎スイスチャード
イタリアンパセリ

の測定をしました。今度は「テトラテスト6 in 1」も使いました。

今回、数値には特に問題ありません。(2月3日に炭酸塩硬度を上げるためにミネラル水を投入しておいたのですがあまり数値は変わってないようで、前回と同じ色を示しています)

まず【イタリアンパセリ】です

 

370ppm!

みなさん、370ppmですっ!!

OK数値でした!!!
※ 通常 硝酸塩濃度適正値は500~600ppm付近(全農)だそうです(野菜の種類による)

続いて【黄茎スイスチャード

4000ppm出ました!
ちょっと高いな。いや、高い。

 

最後に昨日8400ppmを叩き出した【白茎スイスチャード】です。

740ppm!!

740ppmですっ!!

そんなバカな!昨日は8400ppmだったぞ!

お・か・し・い・だ・ろ!

 

検査数値に疑問

ぼんちすと
昨日の8400と今日の740の数値の開きはいったいどういうこと?

同じ株の白茎スイスチャードが昨日の数値と今日の数値であまりにも差が大きく戸惑いました。葉っぱによって硝酸塩の含有量が違うなんてことあるでしょうか?
740ppmが出たときおかしいと思いもう一度測り直しましたが、やはり近い数値。

あまりにも数値がかけ離れているので、数日後、再度測定。
今回は4100ppm

もう、どの数値が一番正確なのかわかりません…

結論 デジタルメーターの発狂

家の者A
いいのか、そんな結論

そうとしか考えられません。今回の白茎スイスチャードに関しては3度の測定数値がそれぞれかけ離れているので比較出来ません。
しかし、隣の黄茎スイスチャードが4000ppmだったので、今回測定の4100ppmが一番正しいような気がします。

4000ppmはちょっとお高めの数値。EUのほうれん草の上限値が3500ppmです。先日作ったパセリ太巻きの具にこのスイスチャードを使いましたが、先に茹でておいてから味付けしたので、もし8400ppmなどどいう数値だったとしてもセーフでした。

ぼんちすと
危なかった!直感で茹でようと思った

神はいるのです!(笑)

野菜を茹でる事で硝酸塩の濃度はだいぶ下がります。緑の濃い葉物は先にさっと茹でてから調理すると安心です。

硝酸イオン数値の高い理由を考察

もともと、青梗菜、ほうれん草、サラダ菜、春菊、ターツァイなどの葉物は硝酸態窒素の濃度が高くなりやすい野菜のようです。

mg/kg=ppm

スイスチャードも同じ傾向があると思います。そして、我が家のアクアポニックスにおいて数値が高くなる原因を考えてみました。

 

魚の出すフンの量が多く硝酸塩濃度が高くなっていた?
→直前の6 in 1テトラテストではそのような数値結果は出なかった
→ pH 6.8   EC 0.3というデジタルメーターの数値からも今の飼育水の硝酸イオン濃度が高いとは推測できない

スイスチャード内の濃度蓄積
→スイスチャードは昨年9月に植え付けし、半年近く同じ株を栽培していたので徐々にスイスチャード内で濃度が高くなっていった

→冬でも水槽内のヒーター使用で23℃がキープされ、微生物によって硝酸塩が作り出されていたが、野菜ベッド上のスイスチャードの茎や葉の部分は冬の低温と弱い日照により光合成が夏場ほど進まず、植物体内の硝酸イオンはすべて活用しきれずにかなり残っていた

硝酸塩濃度は作物の外側の葉が高い傾向がある
→まさしく!外側の葉を測定していた

 

植物が溜め込んでしまった!
という疑いが一番考えられますが、他にありますかね?

まとめ

アクアポニックスは化学肥料を使わないオーガニックな栽培法ですが、魚のフンを微生物が分解して硝酸塩になるという行程は自然のサイクルの中で発生するものなので、今回のように結果的に栽培中のイオン濃度が高くなってしまうことも十分有り得ることがわかりました。
つまり硝酸イオンの数値はオーガニックだから、慣行農法だから、は関係ないということです。

土壌栽培の場合、肥料をやり過ぎてしまっても定期的な雨で肥料が流れて濃度が下がる、ということがあります。しかしアクアポニックスの場合は閉鎖されたシステムの中で飼育水(肥料)が循環しているだけなので、水の蒸発などによって硝酸塩などの濃度が高くなることは十分有り得ます。

こまめな水足しや一部水換えは必要ですし、日照や気温による野菜の生育具合で魚に与える餌の量も変えていったほうが良いということのようです。

ぼんちすと
勉強になった!
家の者A
何が?
ぼんちすと
冬にヒーターで水温上げてまで栽培するのは控える!

ということでこれからは水質検査に加え、こまめな硝酸イオン測定も心がけようと思います。しかし、奥のスイスチャードと手前のイタリアンパセリの数値の差が大きく開きがある理由はよくわかりません。

家の者A
発狂したメーターはどうすんの?

※ 今回デジタルメーターの測定数値の大きな違いが出たのは、精密機器ということで環境の影響を受けたことが原因かもしれません。
「太陽活動」「地磁気活動」における、放射線帯電子増減、磁気嵐、電離圏嵐、デリンジャー現象等のどれかの影響が精密機器に及んだのかもしれません。

マイコンの炊飯器がエラーばかり出て炊けないとか、玄関のチャイムが勝手に鳴ったなどの現象が良くありますが、そういう類の現象かもしれません(笑)、勝手な推測です。

宇宙天気ニュース

気象庁地磁気観測所

 

 

【おまけ】
スーパーで購入したパセリ、測定しました。

1600ppmでした。

 

-アクアポニックス

Copyright© ぼんちすとのアクアポニックス , 2021 All Rights Reserved.