基本はハイドロカルチャー用土でOK
アクアポニックスの野菜ベッドに使用する土は、※ハイドロカルチャーで使われる粘土を高温焼却させ粒状に成形したハイドロカルチャー用土がメインです。
※ハイドロカルチャー(Hydroculture)とは、ハイドロが水、カルチャーが栽培と訳す用語である。いわゆる「土」を使わない“水(耕)栽培”のこと by Wiki pedia
基本は粒がしっかりして崩壊しずらい、空気、微生物を取り込む多孔質、保水力がある、中性であることです。粉っぽいと水がにごったり、ポンプに悪影響が出ます。
●ハイドロボール (レカトン)
粒のサイズは大から小までいろいろあります。ぼんちすとは初めてのアクアポニックスで中粒を購入して野菜ベッドに流し込みました。
粘土を高温で焼くことで発泡し多孔質となっているため軽いです。
一袋40Lをネットで購入し、野菜ベッドが60Lのため底部にはネットに入れた大粒の石を薄く敷き、その上にこのハイドロボールを敷き詰めました。この商品はオランダ製で丸い粒状のため、背の高い植物の場合成長してくると安定が悪くなり倒れやすくなります。逆に栽培の終わった野菜は抜きやすいです。
また上のように野菜ベッドに個別に鉢を植え込む栽培をするときは土が掘りやすく、鉢をうまく収められます。
赤くて丸い用土なのでおしゃれ感があります。しかし、この不安定でゴロゴロするハイドロボール100%の使用は長続きせず、半年ほど経つと↓のように、他の用土との混合となりました。(ゼオライト、レカトン、サンゴ、味噌汁で残ったシジミやタニシの殻wなど不法投棄?状態)
ハイドロボールには色々な呼び名、商品名があり、形状もまん丸だけでなく、不定形ないびつタイプもあり、いびつな方が土が安定して植物は根が張りやすいと思います。
40Lで3,000円台後半から1万円辺りまでお値段色々。
●ゼオライト天然に産する鉱石で沸石のことです。アルミノケイ酸塩のうち、結晶構造中に比較的大きな空隙を持つものの総称だそうです。イオン交換材料、触媒、吸着材料として利用され人工の沸石もあるそうですが、ぼんちすとは通販で島根県産の天然のゼオライトを注文しました。粒サイズが色々ありますが5~10ミリのものを使用しました。水中内のアンモニアの吸着、有機物質、バクテリアの繁殖など工業的にも使われることが多く、アクアポニックスに適した用土だと思います。重くてお値段高めです。
しかし重いということは、水に浮いてしまう軽石や丸いハイドロボールなどとの混合に向き、植物の根元が安定しやすくなります。
霧島山の火山噴出物の軽石で、ぼら土と一般的に呼ばれています。「ひゅうが土」はひゅうが土販売(株)の商品名だそうです。同じ火山系の土でも鹿沼土より硬質でつぶれにくい石です。軽くて水はけ良く多孔質。サイズも選べてお値段も手ごろです。ぼんちすとは緑色の袋の大粒を使用しました。
以上のハイドロボール、ゼオライト、ひゅうが土を混合させて野菜ベッドに使用しています。特に問題なく使用出来ております。
一度野菜ベッドに敷き詰めれば、古い根が残って土が目詰まりしてくるまではずっと使用出来ますし、取り出して洗えば再利用できます。
間違っても普通の土や砂は使わないで下さい(笑)
用土をリニューアルする時は→ ① 根が張りすぎた野菜ベッドのリニューアル