家の金魚はお祭り出身が多い?
誰もが夏祭りで金魚すくいの経験はあるのではないでしょうか?
ポイがすぐ破れてしまい、2~3匹ビニール袋にサービスで入れてもらい家に持ち帰った…なんて過去があるのでは。
その金魚、今も元気ですか?家に連れてこられた金魚はたいていバケツなどに移され、飼育経験のない家庭だと、翌日星になったりします。
運のよい金魚はきちんとしたろ過去置のある水槽に移され、リビングやベランダなどで大事に飼われます。
しかし…しばらくたつと、金魚たちにとってなぜか待遇が悪くなってきます。家に来た頃は赤虫をもらったり、ちょっとお高い高級餌をもらったりしていたのに…

最初は大事にされていた金魚たちもだんだん大きくなり、水槽の水換えや餌やりなど、手がかかる事が人間の負担になってくるようです。

金魚の憤慨も人間のお世話の大変さもわかります!
掃除・水換えの負担から開放されるアクアポニックス
そんなときこそアクアポニックス!
金魚の飼育にほとんど手がかからず、同時に野菜が栽培できる、それがアクアポニックスです。
今飼っている水槽から飼育水をポンプで汲み上げ、野菜ベッドと呼ばれる専用の用土が入った容器にその飼育水を流し込み、排出はまたもとの金魚の水槽に戻し、循環させるシステムのことです。
アクアポニックスシステムに変身させることで水換えはほとんど不要となり、しかも同時に野菜を育てられる様になります。もちろんお花でもOK!
それではさっそく、お宅の金魚水槽をアクアポニックスシステムに変身させましょう!
もっともシンプルなシステムをDIYしよう!
※ 棚は乗せる容器の重さに十分耐えられる強度のものを使用
※ 容器はプラスチックが加工しやすく最適 参考用具です。排出パイプやパイプカバーはホームセンターで売っている塩ビパイプを使用。カバーはドリルで穴をたくさん開けて水がスムーズに流れ出るようにします。
(用土が通り抜けないサイズの穴)
あけた穴に排出用パイプを通してシール材で水漏れしないようにします。(防カビ剤など入っていないシリコンコーキングなど)ポンプから上部の容器まで飼育水を揚げるのには径の合ったビニールホースでも塩ビ管でもかまいませんが、外れない事が一番大事です。(メンテナンスのために取り外しがあるのでその点考慮)
ポンプのスイッチを入れると、飼育水の循環が始まり、容器に垂直に立てた排出用パイプの高さまで水が届くと下の水槽に飼育水が排出されます。
この場合のシステムは一番基本的な循環型なので、野菜ベッドに植えられた苗や株の根は常に水耕栽培のように水に浸かっている状態です。
(酸素と養分が届けば大丈夫ですが、野菜によっては向かない種類もあります)
サイフォン式の排水タイプではないので間欠的に排水が行われるのではなく、継続的に飼育水が循環します。
サイフォン式はこちら→ 我が家のシステム紹介 概要
このような感じでマンネリしていた金魚水槽がアクアポニックスに蘇ります!
インテリアにもなりますし、野菜も栽培してその場で収穫出来ます。
いかがでしょうか、ちょっとしたDIYで室内でもアクアポニックスが楽しめますね!
ぜひトライして見て下さい!!
市販品を利用するのもあり
なお、工具が無い、DIYが面倒くさいと思う方はこちらの便利なキットも市販されています。(すでにある45センチ水槽にすっぽり被せるだけのタイプ、水槽込みのトータルセットなどあり)
なまじ自作してリビングやベランダを水浸しにしてしまうリスクは無くなります。

→ 自分でつくる DIY AQUAPONICS おうち菜園 さかな畑さん
アクアポニックスを取り入れて生態系をお子さんと学びながら無農薬野菜の栽培!
豊かで安心な毎日をお過ごし下さい~♪
アクアポニックスを学ぶならこんな講座が!
→ アクアポニックスを学ぶ講座がある