ぼんちすとのアクアポニックス 魚で野菜栽培 ぷちプレッパーブログ

雑談

愛猫ビーコとのお別れの日に起きた奇跡

投稿日:2020-01-29 更新日:

17年前わが家にやってきたビーコ

昨年4月、我が家の飼い猫のビーコが17歳で天国へ旅立ちました。

このビーコが旅立って行った4月13日、とても不思議な出来事がありました。
ビーコとの17年間の思い出を記事に残そうと思います。

出会い

我が家の近くには地元の氏神様のお宮(神社)があります。少し長い参道の奥にあり、お宮の隣は墓場なので普段からほとんど人は立ち寄りません。
犬の散歩や近くの畑で農作業をする人が脇道をたまに通るくらいですが、境内を取り囲むように桜の木が植えられており、花見の頃はそれはもう見事。
(でも閑散 笑)

たまたま2002年10月のある日、ぼんちすとはお宮に2匹の猫たちが住み着いていることに気付きました。まだ1歳前の幼い感じの猫たちです。そして誰かが缶詰の餌を与えているようでした。

ぼんちすとは気になって様子を伺っていたのですが、直接餌を与える現場を見ることはありませんでした。しかし、普段猫などは住み着かないはずのお宮にいきなり現れた猫たち。

おそらく猫缶を置いて行く人物がこのお宮に連れてきたようなのです。アパート住まいなどの理由で保護したけれど飼えなくてここのお宮に連れて来て、餌を与えるために通っている、という感じでした。(ぼんちすとの想像です)

ご飯が足りないのでしょうか、やがてその猫たちがぼんちすと家に顔を出すようになりました。我が家にはすでに4匹猫がいるので、その猫たちのご飯のにおいを嗅ぎ付けて来たのでしょう。その頃にはお宮に餌を届けに通っていた人の気配も無くなっていましたから、空腹のためご飯を求めてやって来たのでしょう。子猫の面影が残っている当時のビーコ♀
逆算すると3月頃の春生まれと思われる。

ビーコは当初ミーコと呼んでいたはずなのですが、いつのまにかビーコと呼んでおりました(笑)ビーコのほうが呼びやすかったからです。ビーコは白、薄茶、濃淡あるグレーの寝ぼけた色の三毛猫でした。もう一匹の猫は白と明るい茶色と薄グレーのやはり三色のオスで、「宮きち」と呼んでおりました。二匹は仲が良く兄妹猫という感じ。一緒に保護され捨てられたのだと思います。

ビーコは♀なのですぐさま避妊手術のため動物病院に送り込みました。今考えると、もしかしたら本来の飼い主がいたかもしれないのに、我が家に住み着いてしまったからと勝手に避妊手術をしてしまうというのはまずかったかな、とも思うのですが、まあ、猫飼いの人なら理解していただけると思いますが、誰しも望まない繁殖を恐れますので当時としては仕方なかった、と自分を擁護したいと思います。

しかし、この二匹を家に迎え入れて1年半ほど経った頃、宮きちはどこかへ行ってしまいました。猫(特にオス)は家出してしまう事があります。当時のぼんちすと家にはすでに先住のオス猫が二匹いたので居心地が悪かったのかもしれません。

宮きち…どこへ行ったんだよ…まだ生きてるかい?
お宮に行くたびにおまえの姿を捜したけど 、いなかったねぇ…

当時の先住猫たち

↑このように当時すでに我が家には4匹の猫たちが暮らしていたのですが、ビーコと宮きちが加わって計6匹という大所帯になったのでした。

ふつう後からやって来た猫というのは先住と相性が合わなかったり、いじめられたりして肩身が狭かったりするものですが、ビーコは比較的性格が温和で大人しく、わりとすんなり溶け込んでいった印象です。先住の猫たちもいじめなかった!えらい!

ビーコの17年間

ビーコはビーちゃんと呼ばれ、あっさりとした性格で落ち着きがあり健康。ご飯は良く食べてもガッつかず、病気はほとんどなし!それでも子供の頃はちょっとやんちゃだったかな。いつも家の周りでまったりしてたねぇ。綺麗な猫だね、と良く言われました。うん、小汚くなかったな、いつも綺麗な毛並みだった!

当時こんな動画も作って遊んじゃったよ、猫たちごめん!
みんなだんだん年取ってきてたな…

 

 

ビーコがうちに来てから3年後、5年後、8年後、10年後と、先住猫たちはそれぞれ次々と天国に行きました。

平穏で変わらない日常が続いていて、何年もの月日が流れて確実にビーコは年を取っていたはずなのに…
あまりにもビーコのいる日常があたりまえ過ぎて…
今思えば、漫然と過ごしていたんだなあ…

最後の先輩ギンがいなくなる頃、今度は後輩たちがやって来ました。

2012年、ちびこが現れました。ちびこは突然我が家に現れましたが、当時10歳になっていたビーコはクールに対応し、後輩を空気のように迎え入れました。

さらに時を同じくして地域猫らしきサクラ耳のオス猫、クロも現れるようになり、我が家でご飯を食べていくようになりました。どんな猫が現れてもビーコは対立することなく迎え入れました。
ふところ深い猫だねビーちゃんは、すごいよ!

さらに同じ年、ぼんちすとの実家の猫も預かって世話をすることとなり、チビがやって来ました。
チビは高齢で凶暴(笑)なので特定の部屋に飼われ、ビーコとは顔を合わせることはありませんでした。

ついでに2014年に施設から引き取った犬のハナもやって来ました。犬ともトラブル無くお付き合い出来ました。
さすがビーコ!

猫は孤独を好むはずですが、こう次から次へと仲間が現れ、ビーコはどう感じていたのでしょう。クールな外見に隠れて本当はストレスがあったのかもしれません。でもどんな仲間も受け入れ、常に泰然と生きているビーコがとても愛おしく感じられました。

ごめんねビーコ、落ち着かない家で

みんなお腹空いてやって来るんだよ
あの日のビーコのように…

 

ビーコに天国のお迎えが来た日

時は流れて昨年の2019年春 平成最後の年。

後輩のちびこはやんちゃで我儘猫で病気も多く手がかかって困りましたが、ビーコは年を重ねても健康で、動物病院のお世話にはほとんどかかりませんでした。

2002年(約8ヶ月?) 避妊手術 ワクチン2回
2014年(12才) 耳の怪我化膿→抗生剤
2019年3月(17才) 後肢爪の出血化膿 食用低下、痩せ、吐き気→3日点滴補液、服薬

動物病院に行ったのは17年間でたったこれだけ。亡くなる半年前のビーコ。

だいぶ痩せてきてたね。年だから仕方ないね。
ローズグレーの毛並みは色がだいぶ薄くなったけど綺麗な毛並みのまま。

3月後半、桜満開の頃に3日間病院に通った後は、もう腎臓の数値も悪くなっていたけれど庭の芝生でうとうとしたり、少し食事をしたりと衰えつつも変わりない生活でした。

そして…
桜もとうに散ってしまった4月13日、
良いお天気だったので芝生でちょっと日光浴をしました。5分ほど経ってから、ビーコの軽くなってしまった身体を抱っこして部屋に戻ろうと勝手口を開けたとき、

桜の花びらが突如上空からゆっくりと舞い落ちてきたのです10枚程度だったでしょうか

風はまったく無い日

桜の花の時期はとうに過ぎ、
しかも自宅周辺に桜の木は一本もありません

17年前ビーコが捨てられたあのお宮の桜の木から、
残った花びらが飛んできたのでしょうか

しかし、風は吹いていなかったのです!

しかも真上からビーコに向かって
ピンポイントで
ヒラヒラと舞い落ちてきたのです!

あわてて部屋のソファにビーコを置いて、
カメラをつかんで再び上空に向かってしばらく構えたのですが、
もう舞い落ちては来ませんでした

そしてすぐ

リビングのソファでビーコは17年の生涯を閉じました

 

天国からのお迎えのしるしだったのかな…

 

ビーコは我が儘も言わず、フードも好き嫌い無く黙って食べ、まるで飼ってもらえたことにいつも感謝しているかのように、賢く手がからない猫だった。

最期を迎えるときもほとんど苦しまず、直前まで普段と同じだった…
人間よりしっかりしていない?

ビーちゃん、
もっと甘えて手を煩わせても良かったんだよ。

本当にいい子だったね…

17年間ありがとう!

 

今年も去年のようにお宮の桜、綺麗に咲くかな。
これからは桜を見るたびにビーコのことを思い出すね。

 

また会いたいよ…ビーちゃん…

 

 

 

-雑談

Copyright© ぼんちすとのアクアポニックス , 2024 All Rights Reserved.