ぼんちすとのアクアポニックス 魚で野菜栽培 ぷちプレッパーブログ

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最近のアクアポニックス(+生き物) 2020-8月

投稿日:2020-08-31 更新日:

2号機をトマト専用水耕栽培にしてみた

8月に入ってようやく長い梅雨が明けました。こんなに遅い梅雨明けもめずらしい。
6月7月の雨や曇天続きの日々には病害虫にひどく悩まされました。

しかし、ついに太陽の日差しも強烈な本格的な夏となりました!

これからは良いお天気が続いて野菜の生育は順調間違いなし♪
と思っておりましたが…
甘ーい!
ってやつでしょうか。連日35~39℃の日々。
気温上り過ぎ。
イメージに近い曲↓

魚水槽の飼育水はどんどん蒸発し、連日水やりや補充に追われました。
たった1日で2~3リットル蒸発してしまいます。
飼育槽の水温が30℃以上になり、33℃なんて日もありました。

うっかりすると飼育水が減り過ぎて水位が10cm程しかない時も!
飼育槽の4匹のコメットたちにとって厳しい環境になってしまいました。

そこでコメット達は庭池に移し、野菜ベッドのパセリやバジルなどの鉢は1号機に移したり、単独の水耕栽培などにして、トマトとスイカの鉢のみ残して水耕栽培に変更してみることにしました。アルミシートを利用して苔の繁殖を防ぎ、金魚がいなくなったのでハイポニカの養液に変えました。
ポンプはそのまま使用して養液を循環させれば酸素の供給も出来ます。

変更したばかりの頃は ↓ こんな感じのボリュームでしたが、1か月程で実もたくさん付いて大きく成長しました。根の伸びもすごい!

pHは6.5 ECは0.9ほどです。
これなら菜園家のあこがれ「ツリートマト」も
期待で・き・る・か・も!?

と、ここまでは順調だったのですが…

最近、葉が縮れて黄色っぽくなってきました。調べたところ、
トマト黄化葉巻病 というウイルスによる病気のようです。

この病気はシルバーリーフコナジラミという虫が寄生することでトマト黄化葉巻ウイルスを発生させるのが原因とのこと。そういえば、

↑ この白い小さな羽虫が大量に発生した時期がありました。
見かけるたびにホースの水でジャーッと吹き飛ばしていたところ、そのうち見かけなくなったので駆除に成功したと思っていたのですが…

しっかりウイルス残していってくれたわけです。

この病気の対策は発病株の処分しかないそうです。
このまま栽培を続けていても発育が抑制され、収穫は見込めないようです。

ぼんちすと
ガーンせっかくここまで大きくしたのに…

昨年はアブラムシによるウイルス
今年はコナジラミによるウイルス

家の者A
呪われてるんじゃね

処分しなくてはならないようですが、はたしてケチなぼんちすとに出来るでしょうか。まだまだ花が咲いていて実も増えそうですし、葉の茂り具合がちょうどよい日除け代わりになってるので撤去したくないのですが…。

それにしても毎年毎年こんなに虫やウイルスにやられるのでは、栽培意欲を削がれてしまいます。
アクアポニックスによる栽培ブログのはずが、
病害虫に襲われた栽培実例ブログ
になってしまうではないですか。

先月紹介した2号機のスイカは一回り大きくなったので収穫しました。
ただいま冷蔵庫に入れて冷やしております♪

1号機の様子

1号機のトマトも大きくはなっているのですが、このトマトにもコナジラミは付いていました。さらに白や黒のハダニも付いております。
こちらのトマトは黄化葉巻病の兆候はまだ見られませんが、やはり処分しなくてはならないのでしょうか。せっかく実も赤く色付き出してきたのですが…。

家の者A
ケチなぼんちすとには処分出来ない!
1000円賭けてもいいわ
ぼんちすと
じゃあ1000円もらって処分するわ
家の者A
あ、ちょっと待て…

 

サイフォンがうまく作動していないなー、と思って点検してみるとこんなに長い根が排出パイプの中に潜り込んでいました。これでは間欠しなくなるわけです。
成長盛んな時期にはまめにサイフォンの中を掃除する必要があります。

とはいえ、1号機の野菜ベッド2号機から持って来たパセリやバジルの鉢を置いたのでギュウギュウになっていますが、鉢ごと移動なので移植するよりすぐ馴染んでくれるようです。
もしかしたら2号機から1号機に移ったことに気が付いてないのかもしれません(笑)

それにしてもあまりにも酷い今年の猛暑、人間と同じように植物にとっても厳しい毎日だと思います。気温が35℃だとしても直射日光下の葉の温度は40℃を軽く越えているはずなので、よく耐えているなぁと感心しています。

 

最近のジャンボックス水槽

我が家の第3番目のアクアポニックスシステムとして以前製作した、ジャンボックス。

濾過槽にウォーターマッシュルームという(最強の)水辺の草を植えることで、効率良い水質浄化が可能で手間いらずの魚の飼育が出来る、というシステムです。

蒸発による水位さえ気を付ければ、水質の方はあまり気にしなくても済んでいるのは、やはり貪欲に増えて窒素成分を消費するウォーターマッシュルームという草と、400リットルという圧倒的に大きな容積を持つジャンボックスのおかげかと思います。

昨年は古いゴミ箱を利用した中間濾過槽も追加しました。
(ジャンボックスにしっかりフタをしているのは上から柿の木のゴミがたくさん落ちてくるからです)
このジャンボックスの住人は、今年の3月に通販で購入したタイリクバラタナゴ30匹とイシガイ(二枚貝)10個でした。

タイリクバラタナゴは ↓ このような魚で一応外来種です。以前飼っていたことがあり、とてもキレイな小魚でまた飼育したいなぁと思っていたのでした。イシガイを同時に購入したのは、タナゴという魚は二枚貝を利用して繁殖するからです。
メダカや金魚などは水草に産み付けるだけなので繁殖させやすいのですが、タナゴはひと手間かかります。あわよくばタナゴが繁殖するといいなと思い、ジャンボックスに砂をいれて貝を置き、タナゴを解き放ったのが5か月ほど前。
(カキ殻は水質調整のため投入)

気が付けば針のような細くて小さな小魚がたくさん泳いでいるではないですか!
繁殖に成功したようです!
イシガイのエサは珪藻なので藻や苔が発生した古い水槽ならともかく、なかなか一般的な水槽では餓死しやすく飼育が難しいようです。ですので、繁殖成功=環境づくりの成功といってもいいかもしれません。いつも失敗が多いぼんちすとにとっては嬉しい成功でした。

その後、家の者Bが趣味で増やしているメダカや金魚の稚魚、タニシ、カワニナなどが投入され、今は混沌とした小魚ワールドになっています。

 

以前にも記事にしましたが、ウォーターマッシュルームというこの草、大繁殖します。
ウチワゼニクサという和名がついていますが、1960年頃に帰化した北アメリカ南部原産の外来種とのことです。
我が家ではうっかり庭池の中に移したところ、水面だけでなく、こんな風に地上でも増えまくります。

外来種は魚にしろ植物にしろ計画的に飼育栽培しなくてはいけないですね。
指定外来種ではなくても気を付けたいと思います。

家の者A
芝よりも強くて草

 

 

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