ぼんちすとのアクアポニックス 魚で野菜栽培 ぷちプレッパーブログ

ホタルの飼育

ホタルの養殖に挑戦してみた ④

投稿日:2019-12-25 更新日:

幼虫、快適な気温で食欲アップする

11月頃は水温が20℃以下となり、ホタルの幼虫にとって一番過ごしやすい季節なのではないでしようか?食欲旺盛。

体長も2cm近くなった大柄の幼虫もけっこういます。飼育しているのはヘイケホタルなのでゲンジホタルほどは大きくならないようですが、それでもあの7月の1齢幼虫の頃がうそのような最近の図体…。

したがってエサも小さなカワニナを与えるなら数が必要になりますが、めんどくさいのでエサを大きい奴にしました!こちらのタニシです。水路にいる小さい姫タニシではなく、田んぼにいる丸タニシです。

ぼんちすとの住む地方では冬にタニシを食べる習慣が昔からあり、タニシはわりと身近な食材で「つぼ」と呼ばれております。この時期だけ田んぼから収穫され八百屋さんで販売しているのですが、農薬を使わない田んぼは年々少なくなっているようで、タニシも収穫が減っているそうです。お値段も上昇中。

それでもネットやアクアショップで販売されている丸タニシや大タニシよりははるかに大量にお安く手に入ります。今回は200円/100gでした。

このサイズのタニシなら2~3個を殻を砕いて中身だけ与えれば良いので、小さなカワニナをいくつも与えるより餌やりがずっと楽になります。
ヘイケホタルはカワニナやタニシ、モノアラガイなども食べるので、カワニナしか食べないゲンジホタルより助かります。聞くところによるとヘイケホタルの幼虫は甘エビも食べるそうです!

餌が足りなくなったときに応急措置的に与えられますし、甘エビ食べるならザリガニの身も食べるのでは?偏食せず色々食べてくれると気が楽ですね♪


つぼの味噌汁

湯気でピントが合いませんが↑ 「ツボの味噌汁」です。

爪楊枝などで中の身をつまみ出して食べるのですが、タニシの中には小さい子タニシが入っているので口の中でチャリチャリします。

家の者A
無理!無理!無理!
ぼんちすと
たかが貝の味噌汁じゃねーか!

カルシウムの補給と考えれば気になりませんが、人によって好き嫌いがあります(笑)
その他の食べ方としては茹でて殻から取り出し、甘辛の煮付けにしたりします。しかし出汁がとても美味しいので、ぼんちすとはシンプルにお味噌汁が一番美味しいと思います。

殻ごと与えると後が大変

こちら、殻の薄くなった部分から侵入して中身を食べちゃってる幼虫。お掃除の際は、食べ終わっても殻に身を隠している場合があるので割って確認してから捨てます。    居残り↑

やはり餌を与えるときには殻を割って中身だけ与えるほうが良いようです。

侵入者に注意

気をつけないと突然こんな侵入者がいたりします!

ヒラタビルという1.5cmほどのベージュ色のヒルです。
淡水の貝に付いているそうです。おそらくタニシに付いていたのでしょう。ホタルの幼虫に悪さはしないようですが、キモいのでつまみ出して外にポイです。

よく脱走するので念のためフタを取り付ける

これまで飼育容器にフタはしていなかったのですが、内側の水色の容器から外側へよく脱走するようになりました。餌を求めてなのか、窮屈がいやで脱走するのかわからないのですが、何匹も外側の容器に脱出してしまいます。

あげく、水色容器の底と台のレンガの隙間に入り込みスルメみたいになっているやつ、ポンプの周囲に集まって吸引力でネットに引っ掛かっているやつ、などなど…
ちょっとした隙間にすぐ潜りこみます。
(レンガは撤去してつるつるで透明なタッパーを代わりに置きました)

脱走者は見つけしだいスポイトで吸い取って内側の容器に強制送還します。

外側容器の水中にとどまっているのなら良いのですが、さらにその容器を乗り越えられると、そこは乾燥地帯です。どこか室内に散らばって干物になってしまう恐れがあります。

そこで↓このようなプラスチック板を使ってフタをします。カッターで筋をつけて手で折り曲げるとバキン!と大きな音を立ててカッターの筋どおりに割れます。あまりにも音が大きいので心臓の弱い方は気をつけて下さい。
(ペット樹脂板か硬質塩ビ板のどちらかです。どちらを購入したのか忘れてしまいました)

とりあえずこれで下界への脱走は防げると思います。フタをずらして餌やりです…

家の者A
ぷぷぷ、相変わらずの対症療法

初めてのホタル飼育なので試行錯誤です。

12月 水温低下で食欲落ちたか?

12月後半になると屋内ですが水温も15℃~12℃くらいに下がり、餌の食いつきが悪くなりました。
石板の下に隠れておとなしくしているようです。

ちょっと存在を確認してみました ↓

【おとなしく寝ていたのに叩き起こされる幼虫たち】

ホタルの幼虫ってお腹は白かったんでしたっけ?
幼虫は真っ黒なイメージだったのですが、半年近く飼育していながらまったく気が付きませんでした(笑)

餌を食べる回数が減ったので世話は楽ですが、来年の春からの食欲に合わせて餌の貝の方をしっかり管理しなくてはなりません。

ホタルの幼虫を飼育するなら餌も同時に飼育しなくてはならないんですねえ…。

-ホタルの飼育

Copyright© ぼんちすとのアクアポニックス , 2024 All Rights Reserved.