上陸が始まったようで大慌てする
餌も食べず、3月頃になってからやっとタニシやカワニナを与えると少し食べる、といった具合で上陸なんてまだまだ先の話と思っていました。
世話も楽で、ただ容器を覗いて時々水温や動きをチェックするだけ。
3月後半になって水温も15度前後になってもうろうろしているだけで、相変わらず秋のような食欲旺盛な様子もなし。
ちょっと忙しかったこともあり、幼虫たちの動きの変化の理由に気付いたのが遅すぎました。もうすぐサナギになる時期。水中の生活から陸に上がり、土の中に繭を作れるよう上陸のための容器の準備をしておかなくてはならなかったのです!
わはは
今頃スマホデビューです
ガラケー歴22年に幕を閉じ、スマホに替える決断をしたのですが、〇〇ショップ店員の対応のひどさにそこの電話会社とはおさらばしたくなり、なんとかオンラインのみでキャリア変更を成し遂げようと苦戦していたのです。
そんなこんなの間に幼虫達の動きが変わってきていたのでした。
●水温が高くなってきたにもかかわらず餌を与えても食べない、なのに容器内を日中からウロウロする。
●容器の壁を乗り越えて外側の水槽に脱走する奴が多い。
これは上陸に向けて準備する行動だったんですね。夜間の上陸決行日が近づきソワソワしていた、という感じでしょうか。
そこでぼんちすとが大慌てで用意したのが、最初にこれ↓鉢底ネット登り台
しかし欠点があり、次にこちら↓素焼き鉢登り台次にトップ画像の↓化学繊維布
一番悩んだのは幼虫が水槽から上陸容器へ移動する際に利用する登り台鉢底ネットだとマス目にはまって動けない奴がおりました。
左端の比較的歩き易そうなスタイロ板は浮いてしまい、上手く容器に沿わせられませんでした。
右端の化学繊維の布は僅かなケバ立ちに幼虫が脚を捕られてしまい動けなくなりました。
最終的に今はめがね拭きの布をはしご替わりに貼り付けてあります。
結局のところこれだけ色々工夫しても、容器設置直後の4月10日の幼虫の移動が一番多く、その日以降はあまり上陸していません。見守りカメラによる夜間画像↑
あんたヒマ?
自然の川に生息しているホタルの幼虫は上陸のために「短いもので50cm前後、長いものでは30mも」移動するというサイトの記事を読み、水槽から上陸容器までの距離や高さはあまり関係なさそうだと知りました。
幼虫の上陸には気象条件と深い関係があり、水温と気温の差や降雨の有無、日長時間などが揃うと上陸が開始されるとのことです。
ぼんちすと家の場合は屋内の飼育環境下なので自然界の条件とはまた違ってくるようで、おそらく幼虫の気分次第ですね。
これから5月上旬頃まで幼虫の上陸は続き、留年組も出てくるそうです。
つまりサナギにならずそのまま水中生活を来年まで続ける幼虫もいるということです。
上陸する土も気に入らないと繭を作らないことがあるそうで、土にもぐらず再び水槽に戻る幼虫もいるそうです。
はたしてこれから何匹が上陸してサナギになるのでしようか?
赤土と黒土を大急ぎで混ぜた即席の土なので、気に入ってもらえないかもしれません。せめて最低50匹くらいは成虫になって光の舞いを見せてもらいたいものです…。
しかし、
ただ今コロナ蔓延の真っ只中。
なんだか終末的な悲壮感が漂っていますねぇ…
6月のホタルの乱舞する頃には世界中はどうなっているのでしょう。
「蛍の光」の曲が世の中に流れ、これまでの世界から卒業!
なんてことになっているのでしょうか。
なんて!
なんて美しい「蛍の光」!
ホタルの餌 タニシ・カワニナの飼育も面白い
昨年11月に作ったホタルの餌タニシ・カワニナを飼育しておくための水槽、
「カワニナ3段」
貝たちの餌は茹でた菜っ葉や魚に与えるのと同じ固形の餌。コケも食べるようですがまだ容器内に十分発生していないので、植物性動物性の成分が入ったこんな餌も与えたりしてみました。しかしこの餌はお高いので今はもっと安いものを与えています。
冬の間ヒーターを15℃でずっと入れていたせいかよく食べます。
狭い空間に大量に貝がいるので水質の汚れが気になりますが、今のところ水質悪化による大量死も無く、なんとか順調にキープ出来ています。
ザリガニもいますし、小さな魚も泳ぎ、今はちょっとしたビオトープ的な様相です。※ただし本物のビオトープにザリガニはご法度です。
新しい仲間オオタニシ
貝の飼育もなかなか興味深いです。繁殖が成功すると嬉しいな~などと調子付き、オオタニシの飼育がしてみたくなったのでした。さすがに大きいです!マルタニシよりひと回り大きく殻もしっかりしています。
山梨・長野県人が食べる貝はマルタニシですが、はたしてオオタニシは美味しいのでしょうか?
(((;゚Д゚)))
食糧危機が訪れた際には動物性たんぱく質源として良い食材になるかもしれません。
※ブロク訪問 初めての方へ
ぼんちすとは妄想が激しいので発想が極端な場合があります
しかしオオタニシは今のところ家庭内飼育の環境では何を好んで食べるのかもよくわからず、繁殖がむずかしそうです。何よりも専用容器がありません。オオタニシ専用の飼育装置が必要になってきそうです。
オオタニシも殖やしてみたいものです♪
ちょっと面白いのは、カワニナが壁によじ登る時は必ず等間隔に並ぶところです。
電車で人が隣の席から少し離れて座るように、カワニナにもそのような習性があるのでしょうか?(笑)
これぞカワニナディスタンス!
三密なので仕方ないですねぇ…
クレソン増殖中しかし…
クレソンの葉が最近は急激に大きくなってきました。美味しそうです。
しかし前回の記事に書きましたように、貝類には肝蛭(かんてつ)と呼ばれる寄生虫や、住血吸虫と呼ばれる寄生虫がいる場合があります。これらの寄生虫の中間宿主となるのが淡水の巻貝なのです。なのでクレソンやセリなどを生食するのはちょっと心配になります。
肝蛭の場合はヒメモノアラガイを中間宿主としますが、実は最近隣のジャンボックス水槽にモノアラガイらしき貝がどこからかやって来て大繁殖しており、もし寄生虫を宿していてカワニナ3段水槽にも紛れ込んでいるかもと思うとちょっと怖いです。
参照 肝蛭(かんてつ)
住血吸虫
水田皮膚病を知ってるかい(3)
感動のWiki “地方病”
というわけで水耕栽培以外の収穫物の生食は極力避け、生で食する場合は、焼成カルシウム(水酸化カルシウム)を水で溶いた液に5分ほど漬けて、その後よく洗ってから生で食べています。
この粉は消石灰とも呼ばれ、pH12の強アルカリ性で、あの鳥インフルエンザや豚熱などの消毒の際や、河川清掃などでもよく使用されます。安全な天然の除菌・抗菌剤で、食品添加剤や健康食品添加剤として使用も認められています。汚染物質や病原菌、寄生虫を取り除けるのです。ぼんちすとは洗濯の際、洗剤とともにこの粉を投入し室内干し臭を予防しています。
鳥インフルなどにも使われるくらいなら、あれ、もしかして、最近のヤバいウイルスにも使えるんじゃね?と思った人、このような専門的なガイドもありますのでご参考に。(25p後半より)
めんどくせーじゃないか!