※ 記事を追加しながら近況報告しております
2月3日 1号機野菜ベッドミニトマト葉の変色と2号機の検査
2月5日 青梗菜収穫と光量~寒波の話題
2月3日 1号機野菜ベッドミニトマト葉の変色と2号機の検査
ここ1ヶ月ほどでトマトの葉に見過ごせない異常が一気に出てしまいました!
いきなり褐色のまだらが発生し出し、黄色も混じってちょっとカラフル。紅葉か?!
はい…、このような状況になってしまった原因を探るべく、長くなるのでこちらの記事にまとめてみました。→ トマトの葉の褐色化の経過観察と考察 2019
ミネラルが不足した結果を疑いました。素人が四苦八苦した様子をご覧下さい。
そして、
大変だ!2号機のポンプが停止しとる!
というハプニングがありました。1号機のトマトの葉の変色にアワアワしていたところ、ふと2号機の水の循環が止まっている事に気付きました。午前中は循環しておりました。当日午後という早い段階で気付きラッキーでした。停止してからさほど時間は経ってないはず。このようにヘドロや根っこ、犬の毛などがからみます。それほど詰まっていないようでも、なぜか停まることあるんですよね。
油断も隙もねぇ…
シャワーパイプの掃除もしてポンプは無事復活。危ないところでした。真夏でしたら酸素不足になって魚が全滅する危険もあります。ポンプのチェック、メンテナンスはアクアポニックスにとって一番重要だと思います。
2号機の水質検査をしました。こちらは1号機のような葉の変色等の障害は出ておらず、チッソ(硝酸塩)の過多なし、KHの値を上げる必要性有り、というところです。
pH値が少し低めです。2月1日のデジタルメーターの計測でpH 6.5 EC 0.4でしたので、ほぼ同じpH値が出ています。KH値が低いのは、飼育水のアルカリ度が下がってきた、水中の炭酸水素塩や炭酸塩が使い切られてきたということです。対策として卵の殻やサンゴ粒などの投入の必要があります。1月22日にサンゴ粒を投入していますがまだ足らないようです。
一応振り返って反省してみます。
●飼育水の水換え頻度が少なかった→pH・KHの低下につながった
●魚のフンの供給量は問題無さそう
●昨年の用土全面入れ替え以降、栽培によりミネラル分の消費が進んでいた
●サンゴ粒などの緩効性肥料(ミネラル)の補給のみで野菜の生育に間に合っていない
●有機チッソ肥料の投入は特にしなかった
などでした。以上の考察をふまえ改善したいと思います。アクアポニックスにふさわしい対処(化学肥料を使用しない)で対応したいと思います。
めずらしく本日中にやりました。●魚を1号機から6匹ほど2号機に移動させました
→1号機の魚の数がちょっと多かった
●天然ミネラル剤を葉面散布と、2ℓほど飼育水に投入
(こちら、蛭石から抽出した植物に必須な元素(微量から多量)を42種類含むそうです)4000倍に薄めてスプレーで散布。食べても食べても減らないイタリアンパセリがさらにパワーアップしそうです。
以上の対策をし、また数日後に検査してみたいと思います。
(1号機のテスト結果は→ トマトの葉の褐色化の経過観察と考察 2019 にあります)
2月5日 青梗菜収穫と光量~寒波の話題
1号機の青梗菜、2株収穫しました。青梗菜は春から秋までの野菜ですがこんな真冬にも大きく育ってくれました。アクアポニックスに向いている野菜だと思います。1号機野菜ベッド奥のシャワーパイプ下に卵の殻、サンゴ粒投入してあります。飼育水に炭酸塩、炭酸水素塩の補充です。素材のままなのでゆっくりジワジワ効いてくれると思います。ところでこの画像は、1月24日の1号機前の照度です。
な、なんと10万LUX!
真冬にもかかわらず、なんという照度でしょう。
ちょっとお待ち下さい!野菜の日照特性についての記事で、野菜の生育と日照の関係についてこのように書いたわけですが、10万LUXって、真夏のお昼頃の直射日光ですよ!
今、真冬ですがこのような数値のLUXになっておりました。
トマトは陽生植物です。
陽生植物 ……1日のうち6時間以上の直射日光が必要な植物
→50,000LUX程の明るさの直射日光を6時間/日以上はキープする
夏野菜のトマトは十分な陽射しが必要ですが、冬でもこの日のような大きい数値の陽射しがあれば、野菜の成長には良い事かもしれません。冬場は夏ほどの長時間の日当りが期待できませんからね。
この冬は晴れの日が多く、厳しい冷え込みも少ないので冬の野菜栽培が上手く出来ているのかもしれません。
そんなにすぐ訪れるわけありません。
いや、まだ来んといて!
しかし、海外は大変な寒波に襲われている地域がたんさんあります。
→ IN DEEP 「 NASAの地球の気候に対する予測スタンスが「地球寒冷化」へと転換 …」
北半球では寒波、南半球では熱波に襲われています。
→ オーストラリア熱波、各地で記録的な暑さ 49.3度記録した町も
日本では北海道が2月9日に-31.8℃の最低気温を出して記録更新したそうです。
南極 昭和基地並みの温度が北海道で体感できるとは…!恐るべし!
ひたひたと気候変動が押し寄せている感、ハンパ無いです。