※ 記事を追加しながら近況報告しております
● 7月に入るも虫に悩まされる
● 1号機 野菜ベッドにカワニナ養殖コーナー出現
● 7月13日 ひさびさの収穫 2号機のサラダセロリ
● 7月29日梅雨明け しかし…
● 2号機スイスチャードの硝酸態窒素濃度検査
7月に入るも虫に悩まされる
2号機にカボチャの苗を植えたところ、あれよあれよとこんなに葉が大きく…
種類はバターナッツという、↓このような形の実がつく種類です。昨年の畑のバターナッツの画像ですが、通りかかった人は皆、ひょうたんだと思っていたようです。野菜ベッドに苗や株が少ないと硝酸態窒素が溜まってきても困りますので、とりあえず端っこに植えたところ、こんなに育ちました。
しかし、ツルを這わせ、実を育てる場所も無いので困っています。そのうち抜いてしまうかもしれません。
そして、相変わらずアブラムシが…香りのきついサラダセロリにもアブラムシの魔の手が及んでおりました。
ぐぬぬ…
そして良く見ると、アブラムシのお世話をしているやつがおります。アリです。
なんと、野菜ベッドの上を縦横無尽にたくさんのアリが這いまわり、なにやらアブラムシと密かに交流しているではありませんか!
Wikipediaより
自身の防御力が弱いアブラムシ類には、アリに外敵から守ってもらう種があり、これがアブラムシがアリマキと呼ばれる所以になっている。食物である師管液には大量の糖分が含まれ、甘露と呼ばれる肛門からの排泄物には余剰な糖分が多く含まれるため、アリ達はこの甘露を求めて集まってくる。中には、はっきりとアリとの共生関係を持ち、アリに守られて暮らすものもある。
つまりアリはウイルス病を媒介するアブラムシを助け養うことで、見返りの甘露を得ているわけです。これは明らかに犯人幇助の罪に当たり、たとえ直接ウイルス病を媒介せずとも、アブラムシと共犯関係にあると見做されても仕方ない行為です!
ということで、サラダセロリの株に付いたアブラムシは散水ホースのジェットノズルで吹き飛ばし、まともに育たなかったパプリカの株は抜いて処理し、手前に植えていたリーフレタスにも虫が付いたので抜いてしまいました。
空いたスペースにはマリーゴールドの苗を植えました。
(たまたま苗がありました)
不本意にも食べられない花の苗を野菜ベッドに植えることになろうとは…
当分虫のチェックが日課になりそうです。
ところで2号機の野菜ベッド、野菜の配置がまずかったようです。おうち菜園さん出版のアクアポニックス栽培のバイブル「実践マニュアル」を見たところ、「ガーデニングのためのコンパニオンプランツ表」があり、リーフレタスのコンパニオンプランツに適さない植物としてパセリ、セロリと書いてあります。種を蒔く前に良く読んでおけばよかった…
次からは植えつける野菜の相性にも気をつけねば…。
Wikipedia マリーゴールド
マリーゴールドはキク科に属す植物で、α-ターチニエールと呼ばれる成分を根から分泌する。この成分は土壌有害線虫(特にネグサレセンチュウ)に毒性を示し、鋤込まなくても線虫防除効果が得られる。
●野菜と一緒に植えると、虫除けや駆除効果を発揮することから「コンパニオンプランツ」とも呼ばれています。
●花の独特な香りには、アブラムシやコナジラミといった害虫を遠ざける効果があるといわれています。と、こちらのサイトにあります。
またこちらのサイトでの情報は盛りだくさん。
調べてみると、マリーゴールドと植え合わせて問題のある野菜はマメ科のようです。しかし今回2号機のすでに植えてあるセロリやカボチャなどとの相性に関しては問題ないようですから、セーフです!
ちょっとめんどくさいですが、苗を植える際には相性を調べてから配置する必要があるということですね。
1号機 野菜ベッドにカワニナ養殖コーナー出現
あまりにも生育が悪かったり、虫の被害が多いので期待のミニトマトも抜いてしまい更地に近くなってしまった1号機。再び苗を植えてもまた被害に遭いそうなので野菜の栽培はしばらく控える予定です。そしてこのように開いてしまった場所に、
ホタルの餌カワニナの養殖場を新装開店させました!
別名「カワニナプール」ギャァァ! 何この大量!!
これがホタルの餌のカワニナです。
ご覧になって想像が付くと思いますが…分量が…そうです、発注ミスです(笑)
Wikipediaより
カワニナ(川蜷)、学名 Semisulcospira libertina は、カワニナ科に分類される巻貝の一種。 東アジアの淡水域に棲む細長い巻貝で、ゲンジボタルやヘイケボタルといった水生ホタル幼虫の餌としても知られている。
6月からホタルの飼育に挑んでおります。
(→ホタルの養殖に挑戦してみた① )
ホタルの飼育では、ホタルの幼虫と同時に餌の貝を飼育しておかなければならないのです。そして貝はデリケートな生き物なので水質管理が大変らしいのです。
なので考えた末、1号機の循環システムを利用してみようと思いました。
これはお試し企画なのでダメとわかればさっさと撤去する予定です。
とはいえここまで何かと工夫してきたので、ぜひホタルとカワニナの飼育は成功させたいものです。
7月13日 ひさびさの収穫 2号機のサラダセロリ
今、栽培中で食べられるのは2号機のサラダセロリだけです。アブラムシにも襲われていますが、被害は大したことは無いので今日は久々に収穫し、パスタの具にしました。市販の野沢菜の漬物があったので冷蔵庫の残り物とサラダセロリとあわせて調理しました。
「野沢菜が臭い!」「セロリが臭い!」
と家族中から紛糾されつつも、ぼんちすとだけは美味しくいただきました。
(あまりに美味しくておかわりしました!)
異常気象の影響で
世界的な食糧危機は
近いhttps://t.co/Nj5iyqkTjx— 森井啓二 (@keijimoriiVet) 2019年7月14日
好き嫌いは無くしておきましょう。
※ 不安をあおってはいけませんが、しかし気象関連の情報にアンテナを張っておけば嫌でも入ってくるニュースが増えました。今は食料が余っていても将来はわかりません。
皆んなが自給を意識し始めれば、ある日輸入が突然止まっても慌てなくて済みます。
そしてアクアポニックスはフリーエネルギーとともに「食料不足への対策として有効な手段となりうる可能性を秘めた農業形態」です!(キリッ)
7月29日梅雨明け しかし…
29日、関東甲信地方が梅雨明けしたとみられると気象庁から発表がありましたが、まだすっきり晴れません。おまけに雨雲が発生しやすく、すぐ雨が降ってきます。
7月は↑↑↑のようにデッキが常にぬれている状態。乾いているひまがありません。コケも発生し腐食が心配です。6月からさまざまな害虫や細菌やウイルス病に襲われ続けて散々です。別の記事でまとめてみようと思います。
今年野菜ベッドがこのような目に遭うのは、不順な気候にあると思われます。
なぜならば周囲のぶどう畑の木々も病気が多く、例年より消毒回数が多いからです。
日照不足と多湿と低温が原因です。
山梨県東部はより深刻 日照不足 加工用トマト8トン全滅も https://t.co/ipztnqR8B9 pic.twitter.com/GGnNdFXRIT
— UTYテレビ山梨報道部 (@utynews) July 16, 2019
JAが稲菅理の講習会 日照不足 峡北のコメ農家を直撃 https://t.co/ZJUc2lnm48 pic.twitter.com/d9dEAJjAcg
— UTYテレビ山梨報道部 (@utynews) July 12, 2019
慣行農法では農協から薬剤散布の指導が入ったりするのかもしれませんが、アクアポニックスは基本無農薬ですから、こんな状況になったらお手上げです。全滅も有り得ます。
しかし病害虫被害に遭う事も勉強になります。場数を踏んで知識が付くと思えば平気です。
そのあたりは深く反省しております…
8月は良いお天気が続いて欲しいものです。太陽光で消毒効果が期待できます。
やはり太陽の存在は偉大です!
2号機スイスチャードの硝酸態窒素濃度検査
今年2月にスイスチャードの硝酸態窒素濃度の検査をして8400ppmという数値に仰天した顛末がありましたが、結局あの時の数値は確実ではなく740ppmであったり、4000ppmの可能性もありとはっきりしませんでした。
今回2号機のスイスチャードがどのような数値になっているか久々に検査してみました。葉の色があきらかに薄いので、それほど高い数値は出ないと予想しました。いつものように細かく刻んでからすり鉢でゴリゴリ。絞った汁をNO3-(硝酸)イオンメーターにたらし、ふたをしてから測定。480ppmです!
やったね!問題なし!!
2月のわけがわからなかった数値と比べたら、今回はなんという理想的な数値でしょう!
確かに最近の水質検査では2号機のECはずっと0.2 のまま!
(硝酸態窒素が少ない状態と推測されます)
さすがに0.2ではあまりにも肥料成分が少なすぎるのでは…と心配でしたが、さほど問題もなく野菜は育っておりましたので、ぼんちすとの中ではEC数値は過剰でなければさほど気にしなくても良いのかな?と最近思ったりしておりました。
(ECという数値についてはこちら)
EC0.2の野菜ベッドにもかかわらず、2号機が病害虫に悩まされたのは、やはり今年の低温、多湿の影響なのでしょうねぇ…しみじみ…
皆さんの地域のお天気や作物の出来はいかがでしたか?
これからは台風シーズンにもなりますし、熱波も訪れる事でしょう!
まだまだ気が抜けない関東甲信越地域なのでありました。